中央大学学員体育会
会長 栗原孝至
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
本年の干支は「乙巳(きのとみ)」です。困難があっても紆余曲折しながら進むことを意味する「乙」と、脱皮を繰り返すことから変化や成長、再生を象徴する「巳」。これを合わせた「乙巳」は、変化しながら困難を乗り越え、成長や発展を続けていく年であるといわれています。
能登半島では、昨年元日に発生した地震で被害に遭われ、復旧途上の9月に記録的な大雨と二重の被害を受けました。年頭にあたり、まずは、被災地が早期に復興し、そして被災された皆様の生活が1日でも早く平穏に復することを心よりお祈り申し上げます。
昨年のスポーツ界に関しては、パリオリンピック・パラリンピックが開催され大いに盛り上がりましたが、本学関係者からはオリンピックに16名、パラリンピックに1名が出場し、オリンピックフェンシング競技で4名のメダリストが生まれました。永野雄大選手(男子フルーレ団体)が金メダル、古俣 聖選手(男子エペ団体)が銀メダル、日本選手団で旗手を務められた江村美咲選手(女子サーブル団体)と上野優佳選手(女子フルーレ団体)が銅メダルを獲得し、本学のオリンピックメダリストは延べ37名、メダルは38個(金12、銀12、銅14)を数えるに至りました。
また、メダル獲得はできませんでしたが、男子バレーボールの石川祐希選手と関田誠大選手の大活躍をはじめ各種競技での本学関係者の活躍は本学の誇りです。
インカレにおいては、ハンドボール部が4連覇7回目、準硬式野球部が13回目、軟式野球部が2連覇5回目、スケート部がアイスホッケーで9年ぶり4回目の優勝を遂げ、その他の部会でも個人を含めて優秀な成績を挙げ、3月の総合祝勝会を盛大に開催できますことは喜ばしい限りです。
また、駅伝においては、昨年の箱根駅伝は13位、全日本駅伝は12位と振るいませんでしたが、今年の箱根駅伝は、往路で区間賞を2つ獲得し2位、復路は13位でしたが総合5位となり、シード権を奪還しました。ここのところ低迷する厳しい状況が続きましたが、上位定着や優勝を狙えるところまで復活できたことは素直に喜びたいところです。
駅伝に限らず、この干支にちなんで本学スポーツが大いに成長を遂げられますことを願って止みませんが、それには応援が欠かせません。応援はアスリートを勇気づけ、モチベーションを上げ、パフォーマンスが向上し、それが良い結果を得ることに繋がります。そして観客は選手の感動と興奮、高揚感を共有でき、活力が生まれます。
学員体育会は、これまで「応援文化の醸成」を一番のテーマとして、一人でも多くの方々に試合場に足を運んで応援していただけるようPRしてきました。そのためには各部会の正確な試合情報が欠かせませんが、取り纏める部署が無い為、当会でそれを担おうと活動を開始しました。
各部会のOB・OG他のご協力を得て試合や強化合宿の情報を纏め、地域白門会や他職域白門会、そして父母連絡会の皆様と、リアルタイムで更新した最新情報をGoogleカレンダーで共有化することにより、多くの方々に現場に足を運んでいただけるよう、現場で応援する機会を増出して行くことを推進します。
そして「One中央」として一体化した応援に周囲の一般観客も巻き込んで感動と興奮、高揚感を味わっていただこうと思っています。
最近はインカレ等の大きな試合が地方でも開催されていますので、是非とも地方の方々にもご支援ご協力をお願いし、現場での大勢の応援により後輩たる体育連盟各部の学生諸君の成長を後押しして行こうではありませんか。
当会は「学生のため、体育会発展のため、そして本学の隆盛に寄与する活動」を目指して参ります。皆さんの深いご理解とご協力の程よろしくお願い申し上げます。
末筆ながら皆さんのご健勝とご多幸を祈念いたします。