令和5年1月5日
中央大学学員体育会
会員 各位
年頭のご挨拶
中央大学学員体育会
会長 栗原孝至
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
コロナ禍の先行きが未だ見通せないなかでも、皆さまにおかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
日頃より当会活動に深いご理解とご支援ご協力をいただき誠にありがとうございます。
さて、令和5年の干支は、「癸(みずのと)卯(う)」です。「癸」は一つの物事が収まり次の物事への移行を
していく段階を示し、また「卯」のうさぎは、繁殖(繁栄)する、跳ねる(飛躍)という意味合いがあり、「癸卯」
は、去年までで様々なことの区切りがつき次への新しい成長に繋がり飛躍する年ということだそうです。
本学は今年4月には法学部の移転先となる茗荷谷キャンパスを開設し、それと同時期に御茶ノ水では、駿河台記念
館を建て替えて高層化する駿河台キャンパスを完成させて、学員会本部機能他これまでの諸機関に加えてロースクー
ルとビジネススクールを移転します。また、都心展開する学部学生の体育・課外活動施設が新小石川キャンパスとし
て開設され、後楽園キャンパスでも1号館建替えが2022年度に着手されます。これで本学は多摩と都心の二大拠点
を形成することになり、2023年度からは、都心だけでも全学生定員の半分近く(45%)を収容するなど、これから
本学は大きな変貌を遂げ飛躍を目指すことになります。正に「癸卯」は、中央大学の新たな門出の年といえます。
そしてその門出に花を添えるように、今年の箱根駅伝において本学は総合2位を勝ち取りました。前回は6位となり
10年ぶりにシード権を獲得し、「今年は3位以内、そして来年の100回大会で優勝」を目標に掲げて臨んだ今大会。
昨年10月の出雲駅伝3位、11月の全日本学生駅伝8位となり、箱根駅伝への期待が高まっていました。花の2区では、
吉居大和選手(法学部3年)が前回1区での快走に続き、並みいる強豪を相手に区間賞を獲得しました。1区溜池一太
選手(文学部1年)から4位で襷を受け、一度トップに立つも3位に落ち、そこから巻き返してトップに返り咲いての
襷リレーは、「中大魂」の体現でした。そして3区の中野翔太選手(法学部3年)が区間賞を獲得し、その後の往路・
復路の本学選手の激走は、来年の優勝を予感させる走りとなりました。本学関係者にとどまらず多くの方々に感動を与
え、皆さんは母校を誇り思われたことでしょう。そして「中大ファン」の増成に繋がったと確信します。
これには、藤原監督他コーチ陣の指導力と選手たちを含む部員全員の弛まぬ努力や大学他のご支援の賜物と敬意を表
する次第です。そして当日の多くの方々の計り知れない応援パワーが選手たちを後押ししたと思います。
一昨年実施された大学、学員会本部・支部、父母連絡会他一体となって応援できる初めての取り組みとして実施され
た「箱根予選会オンライン応援企画」が好評で、昨年の箱根駅伝、出雲駅伝、全日本大学駅伝、そして今年の箱根駅伝
でも実施されました。今回は色々な制約はありましたが有観客となりましたので、本会幹部有志が自動車部のマイクロ
バスに便乗させていただき、この企画の現地レポーターを兼ねながら3年ぶりに二日間密着して応援を敢行いたしました。
特にテレビで放映されない本学応援団の画像と音声は臨場感があったと好評いただいたとお聞きしました。
3年前と比較すると観客は少ないもののその熱気は相当なもので、移動中バスに書かれている「C」のマークに気が付
いた多くの観客から手を振っていただきました。皆さまも競技は違っても色々な方々からの熱い応援に奮起して一途に
競技に打ち込まれた経験があるからこそ、その熱気が身に染みて理解されたのではないかと思います。
令和4年度は、まだ会場の制約もあり多くの競技で無観客試合がありましたが、私は4月から12月まで19競技64
試合の応援に行かせていただきました。恵まれない環境の中でもその競技における母校の代表者としての誇りを持ち試合
に臨む姿を見るにつけ、どの競技においても変わりは感じません。また、雨の中でも手を抜くことない応援団の必死な姿
にも感動いたしました。
無観客試合が多かった平成4年度においても表彰対象となる団体や個人が多く、3年ぶりに開催予定の総合祝勝会が楽
しみです。令和5年度は全競技でほぼ有観客試合になると思います。皆さまにはより多くの本学体育連盟各部会の試合に
足を運んでいただき、大いに応援パワーを送ってほしいと思います。それにより令和4年度より表彰対象が増加できると
確信します。各部会の試合情報は学友会事務室スポーツグループの「体育連盟各部試合予定表」に基づき本会公式WEB
サイトへ「出場試合 応援情報」として掲載しておりますが、各部会におかれましては常に正確な試合情報を学友会事務
室へ連絡するよう、各部学生にご指導をお願いいたします。
また、大学の発展やスポーツ強化には資金が必要です。応援には色々な形があります。「白門飛躍募金」にご協力いた
だくのも一つです。試合日程を含め不明な点があれば、事務局等にお問い合わせください。
本会の目的には「会員相互の親睦を図り、ならびに本学体育の発展および母校の隆盛に寄与する」とあります。
この達成には皆さんのご協力が不可欠です。「出来ることからコツコツと」ではありませんが、皆さまにできることか
ら実行していただければ幸甚です。
本会の活動も、コロナ禍の影響で会議がオンライン併用での開催や、懇親忘年会を内輪で人数制限を加えて開催するな
どの影響が無い訳ではありませんが、より活動を円滑にするための課題解決に理事長他役員の方々には本来の業務を抱え
ながらも積極的に活動していただいております。皆さまにおかれましては、深いご理解をいただき、引き続き厚いご支援
ご協力の程何卒よろしくお願い申し上げます。
末筆となりましたが、皆さまのご健勝とご多幸を祈念いたします。
以上
写真撮影・提供:高尾啓介(学員体育会 常務理事〔ボクシング部〕、オリンピック活動委員長)